知って納得、目からうろこの耳より情報が満載!今日からあなたも耳博士。
ほ乳類をさかのぼって、魚類にも内耳は2つあります。
内耳は体のバランスを保ち動き回るための器官で、はじめは聴力と関係ありませんでした。動物が陸上生活をするようになって中耳が発達し、外耳が発達しました。
生物の体はバランスをとるため、左右対称が基本です。耳は音の方向を知るためにできたのではなく、2つあったので結果 的に方向感覚が磨かれ音で方角がわかるようになったようです。
参考文献:『聴脳力』耳博士がつづる「耳からうろこ」のメディカルエッセイ/著者・野村 恭也
出版元:ゾディアック
お問い合せ:03-3269-1181
A. 携帯電話が急に鳴った時、あなたはどちらの耳で出ますか?
私たちは両方の耳を使っているつもりでも、会話や音楽を聞いている時、実は片方の耳を優先させています。それが、利き耳です。利き耳が左の場合、判断力や記憶力、集中力が落ち、聞き間違えや物忘れすることが多いようです。
耳からの情報は、手足と同じようにクロスして脳の聴覚野に伝わります。言語野は左脳にしかなく言語が右耳から入ると至近距離で伝わりますが、左の耳から入った言語は右脳の聴覚野から左脳の言語野まで遠回りします。その差は100分の1秒。短いようですが、これが言語を認識する上で大きな差を生むのです。
人は本来、話をよく理解できるように利き耳は右で生まれてきますが、ストレスなどで利き耳が左になってしまうことがあります。利き耳を右にするためには、意識を右耳にむけることが大切です。すべての音に右耳を傾けるよう意識すれば、早い人なら2週間程度で効果 がでてきます。
A. 音は空気の波、音波となって耳に入り鼓膜から耳小骨(じしょうこつ)、蝸牛(かぎゅう)へと伝えられます。音波を感知した蝸牛は電気信号を脳へ送り、その信号を音として脳が認知します。
視覚と違い、聴覚は絶えず働いているため、脳は24時間音の刺激を受けています。この刺激によってストレスを感じると、身体は緊張し血流や消化をつかさどる自律神経のバランスが乱れ、生活習慣病、自律神経失調症、免疫力の低下などさまざまな症状の引き金となります。
聴くことは音の洪水にさらされているのと同じことです。耳を守るために、日々の生活でも防音対策をしたり、大音量 にしすぎないように気をつけましょう。
A. 絶対音感は遺伝的なものではなく、良い音楽環境によって身につくことが多いようです。
2歳から4歳までの間に訓練をはじめた音楽家の92.6%は絶対音感をもち、訓練の時期が遅くなるほどその割合は減少します。 12歳から14歳にはじめた場合は6%に過ぎず、絶対音感は無垢な脳に対する訓練次第といえるようです。
参考文献: 『聴脳力』耳博士がつづる「耳からうろこ」のメディカルエッセイ/著者・野村 恭也
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A. 気圧の変化で聴こえなくなるのは、鼓膜の内側と外側に気圧の差が生じ、鼓膜がきちんと振動しなくなるためです。
これを解消するには、のどの奥にある耳管の開口部を開かなければなりません。「あくびをする」「ガムを噛む」「つばを飲む」「鼻をかむ」などすると、鼓膜の内側と外側の気圧が均一になってよく聞こえるようになります。
A. 耳の障害を防ぐために内側から鼓膜を押し返すのが耳抜きです。風邪気味などで耳抜きができない時にダイビングするのはとても危険なので、やめましょう。
〈耳抜きの方法〉
1.指で鼻をつまむ。
2.口を閉じたまま、鼻を軽くかむようにする。
3.飛行機に乗って高度が上がった時のように両耳が感じればOKです。
A. 赤ちゃんが音楽を聴くためには、音がおかあさんの腹壁を通 り子宮の壁を通り、羊水を通って届かなければなりません。
胎内には300ヘルツ以下の低音はよく届きますが、2000ヘルツを超えるような高音はほとんど伝わりません。
胎教音楽としては「1/fゆらぎ」が含まれているクラシックが向いていますが、おかあさんが聴いて心が癒されれば、それが赤ちゃんにとっていちばんいいことといえます。
A. 耳の聞こえと言葉の発達には密接な関係があります。聞こえていないと言葉も学習できません。 ある程度の年齢までに言葉の習得ができていないとその後訓練しても成果があがらないこともあります。
赤ちゃんの耳の問題の多くは「音の方をむかない」「呼びかけても笑わない」「呼んでもふりむかない」などによって、お母さんをはじめとするまわりの人々が気づいたり一部は健診で発見されます。 できるだけ早く発見して、聞こえの程度に応じて聴いたり話したりするための聴覚学習を開始することが大切です。乳児健診も積極的に受けましょう。
〈チェック法〉
1.生後1~2ヶ月頃、ドアが勢いよく閉まったりしたときの大きな音にビクッと反応するか 。
2.6ヶ月過ぎ頃、ガラガラを鳴らしたときに音のする方に顔を向けるか。
3.1歳過ぎ頃、「おいで」などの言葉による簡単な問いかけに応じるか。
4.1~2歳頃、少しでも意味のある言葉を話すか。
A. 耳あかは、耳の穴の外耳道の耳垢腺(じこうせん)から出る分泌物で汗などと同じですが、以下の重要な働きがあります。
1. 酸性(ph5-6くらい)で殺菌作用がある。
2. 特有の蛋白分解酵素があり、細菌の発育を阻止する。
3. 脂肪が含まれており、皮膚の乾燥を防ぎ表面を保護してくれる。
4. 耳内への異物の進入を防ぐ。
A. 耳あかは、耳垢腺の分泌物の性質によってタイプが決まり、脂肪分が多いとしっとりに、少ないとカサカサになるようです。 これは、年齢や環境などに関係なく先天性の遺伝によるものです。
日本人は約8割がカサカサタイプですが、反対に欧米人はしっとりタイプが圧倒的に多いようです。
A. デリケートな耳をそうじするのですから、耳かきは耳にやさしく清潔に保てることが大切です。おなじみの竹製のものをはじめとし、今は様々な種類がでています。ゴム製の耳かきは弾力があって当たりも柔らかいようです。
また、先端が光る耳かきは、小さいお子様の耳そうじに最適です 。
・カサカサタイプの方
耳あかがすべらずしっかりとれる竹製や、細かい耳あかも逃さないゴム製のものが向いています。
・手入れが大変なしっとりタイプの方
水洗いしやすい金属製のものや、いつも清潔な使い捨ての綿棒が向いています。 とくに凹凸のある綿棒は耳あかがとりやすいようです。
A. アメリカの有名な耳鼻咽喉科医のサミュエル・ローゼン博士は1960年から1961年にかけてアフリカスーダンのマバーン族の聴力を測りました。この地域は非常に静寂な土地で、人々は太古そのままの生活を続けていました。聴力は抜群によく、80歳代の人と10歳代の聴力はほとんど変わりませんでした。
では、私たちの聴力はなぜ悪くなってしまったのでしょうか。ローゼン博士によれば、文明の発達がその原因のひとつだそうです。マバーン族の住んでいる場所はとにかく静かで、日常の生活騒音はまったく存在しません。平和な村なので、人々は温和で血圧は一生を通してほとんど変わりません。
一方、文明国では絶えず騒音にさらされ、ストレスや生活習慣病に悩んでいます。人々は加齢とともに聴力が衰え、血圧も上昇していきます。音は鼓膜を振動させ内耳液に波動を起こし、センサー細胞は疲労します。騒音でなくても音が強すぎたり、精神的なストレスによって聴力は衰えます。
また、全く音がなくても今度は自分自身の脈の音などが気になったり、耳鳴りがしたりします。必要なのは音のない世界ではなく、自然の心地よい静けさなのです。
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※補聴器の聞こえ具合には個人差があります。
難聴のタイプは、3つの種類に分けられます。耳のどの部分に障害があるかで、伝音、感音、混合性難聴に分類されます。
伝音難聴
中耳炎や鼓膜の損傷・病気により、外耳か中耳のどこか、音を伝達する部分になんらかの障害があるために起こる難聴です。音が、耳にフタをしたような感じに聞こえます。
感音難聴
内耳以降の感音器、つまり音を感じる部分になんらかの障害があるために起こる難聴です。この難聴の代表が、加齢とともに聞こえにくくなる難聴障害です。薬物や長時間、騒音下にいることが原因で起こる難聴障害もこれにあたります。単に聞こえにくいだけでなく、音がひずんで聴こえる場合が多く、言葉の聞き違いなどが起こります。
混合性難聴
伝音難聴と感音難聴の両方が同時に起こるタイプの難聴です。